2015年 2014年 2013年

大賞

大亜電気興業株式会社 大亜電気興業株式会社 多くの工場や倉庫が建ち並ぶ工業地帯の一画に、2015年に新築された通信関係の電気設備工事をおもな業務とする事業所の建物である。周囲の無機質な景観とは一線を画し、ヒューマンなスケール感や木質の素材感にこだわり、植栽も効果的に配した温かみのあるものとなっている。機械や資材、効率を重視した従来の施設計画から一歩進んで、働く人材を包み込む空間として位置づけられた施設である。就労環境を整え人材を重視したその企業姿勢が、街並に渉み出し周囲の景観にも派生してゆくことを期待する。
広告主:大亜電気興業株式会社
広告デザイン・建築設計:ランドマークプランニング株式会社 中山智司、遠鉄建設株式会社 近藤暢宏・曽我一朗
広告施工・建築施工:ランドマークプランニング株式会社、遠鉄建設株式会社
弊社は周辺を工場・自衛隊基地・住宅等混在した街並みに囲まれています。その中で、少しでも自然の中を散歩しているような楽しめる建物を意識した景観を作りました。南面には長く張り出した軒があり、前面にある格子と樹木がアクセントとなっています。
中で働く従業員がゆっくりくつろげ、毎日が楽しく働けるような雰囲気をつくりました。未来志向であって、よいものづくりをし、形を将来に残していきたいと思っています。
この度は、はままつ広告景観賞大賞ありがとうございました。
(大亜電気興業株式会社 代表取締役 川元 昇)

看板・サイン部門

niki hair, nail lili cafe, gift東区子安町 niki hair, nail lili cafe, gift 近年、町並みと調和し、やさしい雰囲気を持ちながらも、奇をてらわず、お酒落で、モダンな感覚の美容室やコーヒーショップのデザインが見られるようになっている。
これは、浜松東の一角にある一見普通の民家のような白い建物だが、人を引き寄せる力を感じて、気にもなった。白を基調にした建物に、従来の目立つ看板やサインと違って、独特の柔らかさが感じられる個性的な表現は好ましい。応募作品の中で、将来の可能性をも暗示させる完成度の高い作品だと思う。
広告主:niki hair, nail lili cafe, gift
広告デザイン:佐野 夏記
広告施工:株式会社アライデザイン

辨松中区尾張町 辨松 宣伝媒体としての看板が主流の現在にあって、店(自分)の名前を揚げることが看板を揚げることなのだという粋な雰囲気が有る。店舗は、創業時に鬼瓦の名工、鬼秀に依頼したという粘土瓦で作られた丸に根笹の紋章と緋松の屋号による伝統サインを外壁に埋め込んだ和モダンな建物。今回の受賞作である縦格子につけられた瓢箪形の中に築書で刻まれた排松のロゴは、誰もが認める秀逸さで、「のれんを大事にする」后主の心意気を伝えている。
広告主:株式会社辨松
広告デザイン:有限会社アラン 中根えみ子
広告施工:アート看板

光吉屋米店中区栄町 光吉屋米店 このお米屋さんはどなたがこのサイン計画を考えたのだろう?
建物が歩道から少しセットバックしており、建物に設置されている看板では、歩行者から見えないため、しっかりと歩道沿いに建てられた自立型の看板。当然建物の看板とロゴは一緒だが、建物の方はゴールド、自立型はシルバー(白)と色合いを変えている。また屋根の近くの米の印は、ブラウン。建物の全体の雰囲気と看板が見事にバランスがとれ、とてもおいしいお米を扱っているというメッセージが伝わる素晴らしい看板だと思う。
広告主:光吉屋米店
広告デザイン:株式会社ミキ画房 上村 計介
広告施工:株式会社ミキ画房

mint HAIR中区常盤町 mint HAIR 一見美容院とは思えない手作り感のあるファンタジーな看板のデザインは、店主の手によるもの。側面にはアーテイストの壁画、エントランスには鉢植たち。居内には地元のアーテイストの作品か、カラフルな小物が飾られ、まるでショーウインドーを覗いているようだ。mintHAIRを中心に、アートやものづくりが好きな若い人たちの輸を感じ、暖かい気持ちになった。
屈のコンセプトやお客様への想いを、店舗全体で発信する居主が増えたら、まちの広告景観がもっと楽しくなるのではと期待させてくれる。
広告主:mint HAIR
広告デザイン:mint HAIR 頼母木 知子
広告施工:株式会社ランドデザイン

店舗・施設部門

MIYAKODA駅cafe北区都田町 MIYAKODA駅cafe 地域と人の繋がりを大切にする拠点として旧駅舎の古材を活かしリノベーションしたMIYAKODA駅cafe。黒褐色に鈍く光る駅舎の躯体とMarimekkoの高彩度多色フアップーリックパネルが「高揚感と安らぎ」という相反するキーワードを違和感なく融合している。建築部材を活かした手作りシャンデリア等細部へのこだわりがクリエイティブな空間を生み、スローな時間の流れの中にもポジティブな発想が生まれる不思議な空気感とストーリー性を感じる。
広告主:株式会社都田建設
広告デザイン・施工:株式会社都田建設
建築設計:株式会社ピー・アイ・イー 坂本 政彦
建築施工:株式会社都田建設

浜松信用金庫三方原支店北区三方原町 浜松信用金庫三方原支店 天竜杉の木格子と高さを抑えた3層の屋根は金融機関とは思えない作まいである。木格子を配することで乱雑になりがちな、はり紙やポスター類を抑制し、交通量の多い街路に対しては建物をセットバックしたことで、景観にゆとりをもたらしている。地域に開かれた店舗づくりとして、木格子の内部はギャラリースペースになっており、前面の緑化駐車場では広場のような活用も期待できよう。高層ビルや大きなサインがなくても地域のランドマークになり得ることを体現している。
広告主:浜松信用金庫
広告施工:株式会社フクダサインボード
建築設計:株式会社日建設計
建築施工:須山建設株式会社

菓匠 大しろ浜北区小松 菓匠 大しろ 浜北区の店舗が並ぶ道路沿いにある「大しろ」は、他店舗と比べシンプルな外観が記憶に残る。また、建物の周りにも植栽等がなく建物を際立たせている。瓦屋根と、白い大壁面に小さめの窓が並ぶ外観は、和風にも洋風にも感じられ、和・洋菓子共に合うデザインになっている。入り口の看板文字は、書道家の星弘道先生によるもので、白壁が「大しろ」の文字を引き立て、格調高くまた優しくお客様を迎え入れてくれているようだ。
広告主:菓匠 大しろ